【G大阪】宇佐美「鼻毛が凍って息できない」大寒波の韓国でACL初戦

08年以来のアジア王者を目指すG大阪が“極寒”の韓国で、ACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)の初戦を迎える。22日、大阪府吹田市内で調整後、 24日のアウェー・水原戦のため関西国際空港から出発。現地は寒波に見舞われ、試合当日の最低気温はマイナス10度の予想。日本代表MF宇佐美貴史 (23)ら選手は不安を隠せなかった。

今季最大の目標にACL制覇を掲げるG大阪に、初陣から難敵が立ち塞がる。今冬の韓国は首都ソウルで1月中にマイナス18度を記録するなど寒さが厳しく、 南へ約40キロ移動する水原でも、試合当日の最低気温はマイナス10度と予想されている。独バイエルンに所属した11年、マイナス17度での試合を経験し たMF宇佐美は「変な話だが、鼻毛が凍って息ができなくなるんです」と明かした。

対策で鼻毛を抜くわけにもいかず「寒いのは避けられない。我慢するしかない」と諦め顔。宮城県出身の元日本代表MF今野でさえ「そんな気温でプレーした ことはない。信じられない」と苦笑い。日本代表DF藤春も「僕は冷え性なんですよ」と困り果てた。水原は鼻毛が凍る可能性は低いとはいえ、選手の多くが未 経験の寒さ。厳しい環境下で、昨季Kリーグ2位の強豪との激戦を強いられる。

さらに、かつて水原に所属した韓国人DFオ・ジェソク(26)は「スタジアムは芝の状態が悪いと聞きました。注意しないといけない」と証言した。パス回 しによる速い展開のサッカーが武器のG大阪は、ホームでは試合前にピッチに水をまき、ボールを滑りやすくしているが、凍ってしまうため水がまかれる可能性 も低く、足元も敵になりそうだ。逆境が重なるが、長谷川健太監督(50)は「初戦からしっかり勝ち点を積み重ねたい」と強気。連敗発進からベスト4まで勝 ち進んだ昨季のACLを超え、アジア最強の座を目指す。

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