3万人ブーイング!G大阪、5年連続リーグ開幕戦勝ち星なし

明治安田J1第1ステージ第1節最終日(28日、G大阪0-1鹿島、吹田スタ)今年も勝てず…。昨季年間2位で、2季ぶりの優勝を狙うG大阪は新スタジア ムで開幕戦を迎えたが、鹿島に0-1で敗れ、リーグ開幕戦は5年連続で勝ちなし。連戦を考慮して途中出場となった日本代表FW宇佐美貴史(23)は失点に 絡み、責任を痛感した。新ホームの公式戦初戦を落とし、ブーイングのなかでのスタートとなった。

新本拠地にブーイングがこだました。3万2463人が詰めかけた市立吹田サッカースタジアムの公式戦初戦で、G大阪がまさかの黒星発進。エースFW宇佐美は、ガックリと肩を落とした。

「いい入り方ができなかった。自分のところから点を取られて、責任を痛感しています。1点を加えないといけないのに、与えるプレーをしてしまった」

24日にはACL初戦。3月2日には2戦目がある。連戦を考慮して、この日は先発を外れた。後半21分に投入されたが、効果的なプレーはできなかった。 それどころか27分にMFカイオのマークを外してしまうと、クロスを上げられて失点。自身はシュートも0本に終わり「主導権を握りたかったけど、リズムを 作られてズルズルと下がってしまった」と反省した。

逆に鹿島は、途中出場のカイオ→FW鈴木のコンビでゴール。交代を生かせなかったG大阪に対して、結果に結びつけた。長谷川監督は「交代で明暗がわかれた。カードを切った私に敗戦の責任がある」と、くちびるを噛んだ。

これで2012年から●△●△●と、5年連続の開幕戦勝ちなし。今季も20日のゼロックス杯・広島戦から公式戦3戦連続白星なし、わずか1得点とスロースターターぶりは相変わらずだ。13年はJ2で、14年はJ1で優勝したものの、早めに軌道に乗るにこしたことはない。

「時間を経るにつれて、試合をこなすことによって、上がってきている」と、宇佐美は前を向いた。次は中2日でACL・メルボルン戦。そろそろキッカケをつかまないと、上昇気流に乗り損ねてしまう。

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