大久保と口論のG大阪宇佐美ACL欠場へ 回復優先

G大阪の日本代表FW宇佐美貴史(23)が、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)メルボルン・ビクトリー戦(5月3日、アウェー)を欠場することが確実になった。

0-1で惜敗した川崎F戦から一夜明けた30日、大阪・万博練習場で調整後に、チームは敵地オーストラリアへ移動。この日は遠征メンバーだけが調整し、それ以外の選手には休養が与えられた。宇佐美とともに、疲労がたまっている元日本代表MF遠藤も遠征を回避。練習に参加しなかった。

長谷川健太監督は「ここまで連戦できているから」と、宇佐美ら主力組に休養が必要なことを示唆。その上で「勝負にこだわりながら、その中でどこまでやれるかを見極めていきたい」と話し、メンバー入りしたMF二川孝広(35)ら控え組の奮起に期待した。

宇佐美は29日の川崎F戦で、3年連続得点王の相手FW大久保嘉人(33)と乱闘寸前の“口論”に発展した。そもそもは、前半27分に後方から大久保に 足をかけて転倒させたのが発端。さらに同39分に2人で競り合った際には、転倒しながら右足を上げて大久保を倒すラフプレーもあり、逆に肘打ちを食らって 口元から流血した。10歳上の大久保に「何すんだよ!」とかみつくと「点を取ってから言えよ!」と激しく言い返されていた。

今季は不振に陥っており、疲労と心の傷を癒やすためには、宇佐美にとっては貴重な休養になりそうだ。

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