宇佐美ラストガンバ…涙の胴上げ「チーム背負える力持って帰ってくる」

明治安田J1第1ステージ最終節(25日、G大阪3-3名古屋、吹田ス)ラストマッチは不完全燃焼に終わった。MF宇佐美は惜別弾もならず、引き分け。それでもドイツでの奮起を誓い、吹田スタジアムを後にした。

「自分が1点取って終わらせるぐらいじゃないといけなかった。でも、だからこそドイツに行くんだと思っている。人一倍の成長意欲を持っているつもりなので」

初めて長女・菫ちゃんを抱いて入場。前半3分に失点したが、後半9分には逆転弾を演出した。左からのFKをDF金の頭にピタリ。その後2度のリードを守りきれず、有終の美を飾ることはできなかった。

下部組織からの恩師・上野山信行アカデミー部長から、ゲーテの名言を引用した「名誉を失っても、もともとなかったと思えば生きていける。勇気を失ったら 生きている値打ちはない」というメッセージを送られた。1度は欧州挑戦に失敗しただけに、再チャレンジにはぴったりの言葉だった。

「長くヨーロッパでやるつもりですけど、チームを背負えるだけの力を持ったまま帰ってきたい」とG大阪で引退することを誓った。そのためにも欧州での2度目のチャレンジを成功させる。

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