宇佐美、最終予選初先発も「厳しい戦いの中で、貢献していかないといけない」 

サッカー日本代表は30日、全24選手がそろい、埼玉県内で9月から始まる18年ロシアW杯アジア最終予選(1日・対UAE、6日・対タイ)に向けた合宿 3日目を冒頭20分のみを公開して行った。FW宇佐美貴史(24)=アウクスブルク=は最終予選初先発の可能性が浮上した。

もう若手ではないという自覚が、24歳の宇佐美を強く駆り立てた。「厳しい戦いの中で、貢献していかないといけない。前回の最終予選は経験させてもらっ た、という感じだったけど、今度は違う」。アジア最終予選は12年11月14日のアウェー・オマーン戦(2―1で勝利)でベンチ入りしたが、出場はなし。 左FWとしてUAE戦で最終予選初先発の可能性が高いアタッカーは、自身が中心選手のひとりとして挑むという強い決意をうかがわせた。

今季から4季ぶりにドイツ1部リーグ復帰となるアウクスブルクに移籍したが、27日の開幕戦はベンチスタートで後半37分からの途中出場。スタメンはつ かめていないが「(ドイツに)行く前から覚悟していたこと。今は(チーム内の)序列を上げることに集中している」と焦りはない様子。「守備の基準が日本と 違うし、それを体にしみこませている。スタミナも成長している手応えはある」と苦手分野の改善に取り組んでいる。

アウクスブルクでのポジション争いの中で、折れないメンタルと守備力の向上という、ふたつの課題と向き合う宇佐美。それもロシアW杯に中心選手として出場するためだ。ハリル監督からも大きな期待を受ける男が、アジアの戦いで自身の成長過程を示す。

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