第2S制覇遠のく…G大阪、2-2後半から手負い遠藤投入もドロー

明治安田J1第2ステージ第13節(25日、G大阪3-3FC東京、吹田ス)G大阪はFC東京と3-3で引き分け、第2ステージ3位に転落した。右太もも打撲でベンチスタートだったMF遠藤保仁(36)を後半開始から投入したが痛恨ドロー。第2ステージ制覇&チャンピオンシップ(CS)進出へ崖っぷちに立たされた。年間順位で勝ち点66とした首位の川崎と同64で2位の浦和が年間3位以内を確定し、CS出場を決めた。

手負いの遠藤を投入するも勝利には結びつかず、G大阪は本拠地で痛すぎるドロー。首位浦和の背中が遠のいた。

「負けてもおかしくないゲームだった。首位とは離れたけど、直接対決もありますし。(勝ち点)0より1の方が、もちろんいいのでね」

大黒柱の遠藤は前向きにとらえたが、苦しい戦いだった。前節の名古屋戦で右太ももを打撲し、ベンチスタート。それでも、前半だけで2-2というシーソーゲームに長谷川監督は「満足していなかった」と交代を決意。遠藤が「45分間いけます」と答えたため「万全な状態ではなかったけど、思い切って使いました」と強行で出場させた。

背番号7がリーグ戦で途中出場するのは2012年以来、約4年ぶり。それでも「90分間通して自分たちのペースではできなかった」(遠藤)と流れを引き込むことはできず。後半45分に失点し、直後のロスタイムに同点に追いついて勝ち点1を手にするのがやっとだった。

この日が51歳の誕生日だった長谷川監督は勝利で飾れず「なんとか勝って終われたら、最高に気持ちのいい試合になったんですが」と肩を落とした。

年間順位では3位鹿島と勝ち点8差に広がり、第2ステージ首位の浦和とも4差に広がった。CS進出へ、残りはわずか4試合で、崖っぷちの状況だ。次戦は10月1日に浦和との直接対決。遠藤は「次負けたらほぼ終わりになる。1週間もないけど、いい準備をして臨めるようにしたい」と力を込めた。

リンク元

Share Button