G大阪、“怪物”井手口と3ボランチ!24日沖縄SV戦で初陣

“シン・ガンバ”のお披露目だ! 沖縄キャンプ中のJ1G大阪は、最終日の24日、沖縄SVと初の対外試合を行う。23日の実戦形式の練習では元日本代表MF遠藤保仁(36)、同MF今野泰幸(33)、そして日本代表MF井手口陽介(20)による「3ボランチ」をテスト。これまでの2ボランチから、新システムでタイトル奪回に挑む。

2017年型システムで新生ガンバがスタートを切る。沖縄SVとの初の対外試合はいきなり本気メンバー。主将のMF遠藤が意気込んだ。

「ボール感覚や試合勘は例年以上に早く上げていかないと。今のところけがもないし、このまま上げていきたい」

この日のトレーニングは11対11の実戦形式も行われ、注目の今季の基本布陣が見えてきた。それが「3ボランチ」だ。

これまで長谷川ガンバは主に2ボランチを採用してきた。元日本代表コンビの遠藤、今野が軸。しかし昨季から20歳の井手口が大きく躍進。リオデジャネイロ五輪のU-23日本代表に加え、A代表にも選出された若き怪物ボランチの台頭で、遠藤がトップ下に入るなどの布陣も敷いてきた。

そんな3人の能力を出し切る策こそ「3ボランチ」だ。左に今野、右に井手口を並べ、後ろに遠藤がアンカーの形で位置する。中盤に新旧代表トリオを配すことで、試合を支配する。昨季終盤にも試した形が、今季はメインになりそう。長谷川監督も「今は同じシステムで1年間完結させるのは難しいこと。試合中にも臨機応変にやってほしい」と、慣れたシステムも融合させながら武器にしていくつもりだ。

練習では、さっそく遠藤が最終ラインに入ってパス交換するなど、新たな攻撃の組み立て方に挑戦。2人のCBがDFファビオ、三浦と新加入選手だったこともあり、主将は「新しいことにチャレンジしている段階。うまくいかないことも多いと思うけど、ゲーム中にシステム変更しても問題ないようにやっていければいい」と話した。

きょうの相手は、元日本代表FW高原直泰(37)が選手兼任監督を務めるチーム。戦友との久々の再会へ、遠藤は「同い年は引退した選手もいる。また会えるのは楽しみ」と腕をぶした。公式戦初戦が2月7日(ACLプレーオフ)に迫るだけに、初実戦からフルメンバーでしっかりと合わせ、タイトルへの礎を築く。

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