【新潟vsG大阪プレビュー】前節横浜FMと引き分けた新潟…G大阪は好調のFW2人がコンビを組むか

■アルビレックス新潟 リーグ戦中断期間中に負傷した選手たちのコンディションが上昇

先制された前節・横浜FM戦は、ホニの加入後初ゴールで引き分けた。守勢に回った後半を考えれば、勝ち点1を得たのはポジティブな結果と言える。しかし、今季ここまで公式戦未勝利。全試合で先制ゴールを許しており、チームは攻守に課題を抱える。

G大阪戦まで期間が空いたのを生かし、どこまで反撃態勢を整えられたか。三浦文丈監督は前節、GK大谷幸輝をリーグ戦で初起用。大谷も試合開始早々ウーゴ・ヴィエイラの至近距離からのシュートをはじき出すと、J1リーグデビューを感じさせない落ち着いたプレーで起用に応えた。

2週間のインターバルは、選手がコンディションを上げる猶予にもなった。2節・神戸戦後に左ふくらはぎを痛めていた富澤清太郎は、今週のトレーニングから合流。豊富な経験に裏打ちされたラインコントロール、ビルドアップの“初手”となる正確なパスを繰り出すベテランDFの復帰は心強い限りだ。

左腰を痛めていたジャン・パトリックの状態も上向きに。今季新加入のブラジル人ボランチが新潟のサッカーにフィットするにはもう少し時間が掛かりそうだが、U-20日本代表としてドイツに遠征していた原輝綺のコンディション次第ではデビューの可能性もある。

攻撃のトレーニングは、推進力を高めるためにポゼッション、カウンター両面からアプローチがなされた。初勝利に向けて今、重要なのは、積み重ねているものをより徹底することだ。

■ガンバ大阪 左頬骨骨折のGK東口順昭は出場に意欲、長谷川健太監督は「あとは怖さがどのくらいあるか」

2週間ぶりのJ1リーグ再開。G大阪はアウェイの地に乗り込み新潟戦を戦う。

この代表ウィークには今野泰幸、倉田秋が日本代表に選出。今野はUAE戦で先発し、1ゴールを決めるなど圧巻の存在感を示し、同試合に途中出場した倉田も持ち味を武器に輝きを見せたが、一方でその今野が左第5趾基節骨骨折というまさかのアクシデントも。J1リーグ再開に向けてG大阪にとっては痛すぎる離脱となった。ただ、試合は待ってくれない。GK陣に相次ぐけが人が出たことなども含め、そうでなくとも選手層の薄さが懸念されていたG大阪としてはより厳しい状況に追いやられたが、一方で前節・途中出場を果たした井手口陽介の完全復活やDF藤春廣輝の復帰など明るい材料も。また左頬骨骨折のGK東口順昭もすでに練習に合流しており、「あとは怖さがどのくらいあるかだが、週末の新潟戦に向けて準備をしている」と長谷川健太監督。本人も古巣相手の一戦ということもあり出場意欲を示していることから、よほどのことがない限り先発は間違いないだろう。

注目は久しぶりの日本代表で刺激を受けてチームに戻った倉田。今回の選出では初めてW杯予選を体感し、これまでとはまた違った刺激を受けるとともに代表への欲を強めた。「選ばれ続けるにはチームで結果を出さなければ」という危機感がプレーにどう反映されるのかが楽しみだ。なお、新潟とのJ1リーグ戦においてG大阪は2009年6月の対戦で敗れて以降、一度も負けていない。

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